式場の強引な営業が断れなかった
帰ってから契約を後悔している
キャンセル料を返してほしい
そんな人は私の経験談を参考にしてください。
私は2021年に契約した式場とトラブルになり、キャンセルしました
原則、契約時に支払った申込金は返金されません。
しかし、私は返金に応じてもらえました。
- 結婚式の申込金が返金されるか知りたい
- 返金してもらうためのポイント
- キャンセルしないために気を付けることは?
この記事を読めば、支払った申込金が返ってくるかもしれません。
まだ式場を決めてない人は、トラブルにならないで済みます。
結婚式は一生に1回。
後悔ない式場を選んで最高の思い出にしましょう。
式場とトラブルになる前に注意すべきこと
前提として、キャンセル料は基本的に払う必要があります。
なぜなら、契約書に記載があるからです。
キャンセルする理由はいろいろですが、こちら都合のキャンセルが多いでしょう。
契約してから後悔しないように、以下の点を注意しましょう。
- 式場を即決しない
- キャンセル料について確認する
- 大切なことはメモに残す
仮にキャンセル料がかからなくても手続きに時間と労力が必要です。
まずはキャンセルしないような式場を選びましょう。
申込金20万円全額返金してもらえた
私のケースでは申込金を返金してもらうことができました。
ただ、ほとんどのケースでは返金してもらえません。
私の場合は式場側に問題があったため、返金してもらうことができました。
なぜ私は返金に応じてもらえたか、ポイントは以下の2点です。
- 式場の営業に問題があった
- 消費生活センターに協力してもらえた
詳しく解説していきます。
申込金が返金された理由①:営業に問題があった
申し込みをした後に調べたところ、今回の式場では問題の営業がされていると有名な式場でした。(以下「A式場」と言います。)
実際にネットで調べると悪質な営業を受けたという口コミが多数ありました。
行く前に調べなかったことを後悔しています
今回のケースは消費生活センターに相談して解決をしました。
具体的にどこに問題があったか教えてもらったので解説します。
問題の営業①:8時間の拘束
A式場のブライダルフェアでは8時間拘束されました。
10時から18時まで式場にいました。
通常のフェアでは2~3時間です。
8時間の大半は契約を迫る営業でした。
一度帰って検討しますと伝えても、
今日だけの特典です!
この見積りでどうでしょうか?
という営業が続きました。
8時間同じ話を聞くとどうでもよくなってきます
今では強制的に帰ればよかったと反省をしています。
問題の営業②:事実とは異なる情報
事実と異なることを伝えられたことも問題でした。
具体的には、ほかに検討しているとしてB式場を伝えたところ、
B式場はもうすぐ潰れますよ?
行かない方がいいですよ!
と言われました。
結婚式の準備中に倒産されたら大変です。
ただ、実際は全くの嘘でした。
実際B式場は4年たった今も健全に営業されています。
ライバル式場に行ってほしくないA式場の嘘でした。
申込金が返金された理由②:消費生活センターに相談した
今回のトラブルは消費生活センターに解決をしていただきました。
消費生活センターに相談していなければ申込金10万円は返ってきませんでした。
自治体が運営する相談窓口。商品の購入など消費者トラブルの相談ができる。全国に763か所。電話でも相談ができる。
消費生活センターは様々なトラブルのケースを把握しているので、法的なアドバイスを受けることができます。
住民であれば誰でも無料で相談できます。
自治体の相談窓口はちょっと抵抗がありましたが、親身になって話を聞いてくれました。
消費生活センターから式場に直接連絡をしてもらえたことで式場の態度が一気に変わりました。
私がいくら言っても話は進まなかったです。
ダメもとでも相談してよかったです。
申込金が返金されるまでの流れ
実際に申込金が返金されるまで私のケースをお話します。
もし同じトラブルで悩んでいる人がいれば、きっと参考になるはずです。
返金されるまでの流れ①:直接式場に返金を依頼
ブライダルフェアから帰宅してすぐに式場を契約したことに後悔しました。
翌日には冷静になり、やはりキャンセルすることにしました。
まずは直接式場に連絡をしました。
式場からの返答は、
一度式場にきて話をしませんか?
また8時間も足止めされると思ったので断って申込金の全額返金をお願いしました。
回答は、
申込金の返金はできません
こちらの都合でキャンセルするなら仕方がないです。
しかし、今回はA式場の営業方法に問題があったと思っていました。
納得ができないため、消費生活センターに相談する旨を伝えて電話を切りました。
返金されるまでの流れ②:消費生活センターに電話で相談
消費生活センターは電話でも相談ができます。
仕事の昼休みの間に電話で相談しました。
状況を詳しく話すと以下の点から返金されるかもしれないと教えてくれました。
- 帰る意思を伝えても営業を続けた
- 事実とは異なる情報で契約を迫った
安易に契約してしまったことを責められたりはされません。
それどころが、寄り添って話を聞いてくれました。
さらに、調べてもらうとやはり過去にも同じ式場で被害に遭っている人がいたことが判明。
ちょうどコロナ禍で結婚式が激減している時期でした。
経営難に陥っている式場で強引な勧誘で相談が多く寄せられてたようです。
返金されるまでの流れ③:消費生活センターからのアドバイスを実行
消費生活センターから以下のアドバイスをいただき実行しました。
- 当日の状況を時系列でまとめる
- クレジットカード会社に引き落とし停止を依頼する
- 返金依頼書を本社に特定記録で送付
それぞれ詳しく解説します。
アドバイス①:当日の状況を時系列でまとめる
まずは事実を忘れないうちに詳しくまとめておきます。
時間が経つとお互いの記憶があいまいになり、真実がわかりにくくなります。
私のケースではすぐに相談したため、かなり細かく残すことができました。
記録にまとめることで、事実が客観的にわかるようになります。
特に以下のポイントが重要でした。
- 帰宅の意思を示しているにも関わらず勧誘を続けた
- 常識的な時間を越える長時間拘束
- すぐに取り消しの意思を示している
これらの点から契約行為そのものに問題があったということです。
さらにこの式場は過去に返金に応じた実績があることもわかりました。
アドバイス②:カード会社に引き落とし停止を求める
取引に問題があった場合、カード引き落としの停止を求めることができます。(支払い停止の抗弁権)
全ての申出が認められるわけではありませんが、問題があると判断された場合は支払いを止めてもらうことができます。
私の場合は引き落とし日までに申出が間に合わず停止することができませんでした。
支払い停止の抗弁は郵送する必要があるのでできるだけ早く送りましょう。
申出の書類は日本クレジット協会のHPからダウンロードができます。
アドバイス③:返金依頼書を本社に特定記録で送付
アドバイス①で作成した記録と返金依頼の趣旨の書類を結婚式場本社送ります。
ポイントは、以下の2つです。
- 本社に送ること
- 特定記録で送ること
式場に送ると現場で処理されてしまう可能性があります。
また、書類が送られた記録が残るように特定記録郵便で送ります。
返金されるまでの流れ④:結婚式場と消費生活センターで交渉
書類が本社に届いてから再度返金の交渉をしました。
交渉は私ではなく消費生活センターがすべて対応してくれました。
当初の式場は
業方法にまったく落ち度はない
と言い張っていました。
しかし、状況を細かく記載した書類を見て態度が変わりました。
返金されない場合国民生活センター(ADR)でも争うつもりだと伝えると、
会議に諮る
と言われました。
返金されるまでの流れ⑤:全額返金の書類が届く
5日後、突然全額返金する旨の手紙が自宅に届きました。
ついに返金してもらえました!
お願いしてから3か月以上の時間がかかりました。
正直めちゃくちゃめんどくさかった…
でも10万円は大金です。
諦めないでよかったです。
式場をキャンセルするよくある例
結婚式に関する相談で消費生活センターに寄せられる一番多い相談はキャンセルに関する相談だそうです。
キャンセル料は時期によって異なりますが、安くても10万円が相場です。
できるだけキャンセルがないように、よくある事例を紹介します。
よく考えて契約しましょう
キャンセルの例①:見積り金額が違った
ブライダルフェアで提示された金額を信じて契約してしまうケースです。
見学時に示される見積り額は最低金額です。
ほとんどの場合、ここから金額が大幅に上がります。
予算と合わなくなりキャンセルするケースはよく聞きます。
キャンセルの例②:他に挙げたい式場ができた
勢いで契約してしまった後、もっと挙げたい式場が出てしまったケース。
とくに1件目の式場で契約してしまう人に多いです。
結婚式場はどこも素敵なので1件目がとてもよく見えてしまう気持ちはよくわかります。
しかし、1件目で決めた人の半分が後悔をしています(ゼクシィアンケート調査)。
1件目で決めない方が無難です
キャンセルの例③:親族の意見が合わなかった
両親に反対されてキャンセルのケース。
結婚式は2人だけでなく、両家のためのものでもあります。
2人だけで先走って契約して両親と揉めるケースも多いようです。
契約前に両家の意見も確認しておきましょう。
万が一のためのブライダル保険
先ほどの防げるキャンセル以外にも、避けれないキャンセルもあります。
例えば、
- 自然災害
- 親族の不幸
- 新郎新婦の体調不良
この場合の延期や中止の取り扱いも事前に確認しておきましょう。
最悪100%費用が発生するケースも。
ブライダル保険では、中止以外にも施設やドレスの破損もカバーする商品もあります。
もしものケースに備えて検討しておきましょう。
なぜ結婚式のキャンセル料はこんなに高い?
なぜ結婚式のキャンセル料はこんなにも高額なのでしょうか?
それは、式場側も莫大なコストをかけているからです。
式場側も中止されてしまうと大きな損害が出てしまいます。
例えば、
- 打ち合わせにかかった人件費
- 日程を確保していた損害
- 発注している食材などの費用
結婚式は1日で数百万円の費用をかけて準備します。
そのためある程度のキャンセル料が発生してしまうのは仕方がありません。
キャンセルしないために式場は3会場以上見学しよう
思ってた式場と違った…
こんなキャンセルは絶対に避けましょう。
そのために一番効果的なのは、式場をたくさん見学することです。
私は、キャンセル後に13会場の式場を見学したので納得の結婚式を挙げることができました。
1会場目がどんなに魅力的でも3会場は見ることを強く勧めます。
詳しくはこちらの記事で解説しています。
さらに式場をたくさん見学するついでに電子マネーが10万円以上もらえます。
このキャンペーンは見学だけでもらえるのでもらわない人は損です。
おすすめキャンペーンまとめ
後悔ない式場を探すついでに電子マネーをもらっちゃいましょう。
新生活の出費に助かりますよ
まとめ:キャンセル料を払わないように式場を決めよう
以上、私が式場のキャンセル料を返金してもらえた方法について解説しました。
まとめると、
- 式場に問題があればキャンセル料が戻る可能性がある
- 困ったら消費生活センターに相談
- キャンセルしない式場を選ぶのが最重要
式場側に問題があればキャンセル料が戻ってくるかもしれません。
その前に一番大切なのは、そのような式場を選ばないことです。
キャンセルするのは気持ちがいいものではないし、手間もかかります。
まずは3会場以上の式場をしっかりと比較をして、納得できる式場と契約しましょう。
そうすれば、楽しい結婚式準備ができるでしょう。
それでは素敵な花嫁ライフを!