結婚式って値引き交渉できる?
どうやって交渉すればいい?
いくらまで値引できるの?
その疑問に答えます。
私たちは式場選びで1度失敗しました。
そこから13会場のブライダルフェアに参加。
最後は同業者を疑われるほど詳しくなりました。
これから結婚式を挙げる人に向けて、知っていれば得をする結婚式で役立つ情報をまとめています。
結婚式の費用をできるだけ安くしたいけど、しょぼい結婚式にはしたくないと思っていませんか?
私もそう思っていました。
その悩みは値下げ交渉で解消できます。
実際、私は153万円の値下げ交渉に成功しました。
この記事では実体験を元に具体的方法を解説します。
交渉に成功すれば、ドレスをワンランクアップしたり、料理を1品増やしたりと理想の結婚式が実現しやすくなります。
上手に交渉をして、他の人よりお得に結婚式を挙げましょう。
式場キャンペーンまとめ
結婚式の値引き交渉術9つのポイント
まずは値下げ交渉ポイントを解説していきます。
ポイントは次の9つです。
順番に詳しく説明していきます。
プランナーを味方につける
まずはプランナーさんと良い関係を築きましょう。
プランナーさんも人です。
好印象なお客さんには
値引きをしてでも素敵な結婚式のお手伝いをしてあげたい!
と思っています。
例えば、
理想の結婚式場ですごく気に入っています。ただ、予算が少しオーバーしてて…
と言われれば
そこまで気に入ってもらえるなら!
という気持ちになってもらえます。
この式場が一番気に入っていることを伝えましょう。
自分の式場を気に入ってもらえて嬉しくないプランナーはいません。
私たちの気持ちが伝わりプランナーさんが何度も上司に値引交渉をしてくれました。
逆に、
とにかく安くして!
と言われたら
自分勝手な客だな。めんどくさそう。
と相手にしてもらえない可能性があります。
また、式場の短所を理由に値引交渉をするのもNG。
例えば、
- 駅から遠いから
- チャペルが狭いから
- 親族控室がないから など
じゃあ他の式場に行ってくれ!って思いますよね。
値引きは利益を削ることなのでできればやりたくないんです。上司の承認も必要で手間もかかります。
それでも協力してもらえるように、横柄な態度はとらず誠意をもって交渉しましょう。
安くなる日程を選ぶ
結婚式は繁忙期や人気の時間があります。
旅行と同じで繁忙期は高くなります。
逆に人気が無い日程は式場も早く埋めたいので交渉に有利です。
安くなりやすい日程には次のようなものがあります。
- 挙式まで半年以内 ⇒ 準備期間がない
- 夏、冬、梅雨 ⇒ 暑い、寒い、雨
- 仏滅 ⇒ 気にする人も
- 早朝、ナイトウエディング ⇒ ゲストに負担
- 平日、日曜 、祝日⇒ 翌日仕事の人が多い
特におすすめは、挙式まで半年以内の日程です。
式場は日できるだけ空き日を作りたくないので近い日程を埋めたいと思っています。
半年で準備間に合うの?
実は、結婚式の準備は4か月前から始まります。
それより早く契約をしても式場は打ち合わせをしてくれません。
準備期間にも影響はないので、半年以内はおすすめです。
ブライダルフェアの参加数と順番も大切
【ゼクシィHPより】
まず、1件目で即決するのはやめましょう。
なぜなら、損することや式場選びに後悔可能性が高いです。
これから式場選びをする人は、
たくさん比較して決めよう!
と思っているでしょう。
しかし、実際は半数が1~2会場目で式場を決定してしまいます。
そして、即決した人の半分は式場選びに後悔しています(ゼクシィ調査)。
私も即決で一度失敗しました…
3会場くらい見学すると、
A式場は料理が美味しかった
B式場は見積りが安いな…
と自分でわかるようになってきます。
ついでに、複数式場を見学するとキャンペーンもたくさんもらえます。
契約しなくても電子マネーが絶対もらえるので貰わないと損です。
このキャンペーンを利用して実際に電子マネーと商品券を無料でもらいました。
他のサイトも利用して、合計8.7万円の商品券をもらうことができました。
ポイ活や節約でこれだけの金額を稼ぐのは大変ですが、ブライダルフェアなら見学に行くだけで簡単に稼げます。
ただし、キャンペーンには期限があるので注意してください。
キャンペーンを廃止するサイトが増えているので欲しい人は早めにエントリーしましょう。
式場キャンペーンまとめ
他の式場の見積りを持っていく
他式場の見積もりは値引き交渉で大きな効果があります。
他式場の見積もりを持って本命の式場に行きましょう。
なんで他式場の見積もりが
必要なの?
価格競争をしてもらうためです。
最近の結婚式離れや新型コロナウイルスの影響で式場は少ないお客さんを奪い合っている状態。
式場側はお客さんを取られないために必死に競争しています。
他式場の見積もりがあれば
価格競争してもらいやすいです。
他式場の見積りのポイント2つ
見積りをより効果的に活用するために次の点をチェックしてください。
- 同じ条件で作成してもらう
- ライバル式場の見積りを使う
同じ条件で作成してもらう
結婚式の見積りには30個以上の項目があります。
式場によって初期見積りに入れる費用項目や名前も違います。
見積りを安く見せるために必要な費用項目を入れていない式場もあります。
正確に比較するために同じ条件で見積りを作ってもらってもらいましょう。
ライバル式場の見積りを持っていく
「同じ価格帯の式場」の見積りがより効果的です。
結婚式場にはランクがあります。
- 高級な式場:450~600万円
- 中堅の式場:300~450万円
- 安価な式場:220~300万円
同じ人数を招待しても百万以上金額が違うことは珍しくありません。
そのため、高級な式場に安価な式場の見積りを持って行っても
そんな安い式場と比較されても…
と、値引きを断られてしまう可能性があります。
ライバル視しているような同価格帯の式場の見積りなら、
頑張らせてください…!
と応じてくれる可能性が高くなります。
同じ地域にライバル式場があるはずです。
式場のランクなんてわからない…
『みんなのウエディング』で調べることができます。
このサイトは実際に挙式をした人の最終明細を見るとこができます。
口コミと見積りが投稿されているので実際の金額を知ることができます。
『みんなのウエディング』についてはこちらの記事で詳しく説明しています。
オプションのサービスをつけてもらう
オプションのリボンシャワー
値段を下げてもらう以外にも
交渉の方法はあります。
それは、オプションを付けてもらう方法です。
例えば、「10万円値下げして欲しい」と言うのではなく
料理本当に美味しかったんですが、予算もあって…
料理のランクアップの相談に乗ってもらえませんか…?
といった感じ。
2,000円 × 80人=160,000円
実質16万円の値引きと同じです。
式場側は、値引きするよりも、オプション分をおまけする方が利益を減らさずに済むので成功しやすいです。
欲しいオプションを交渉してみましょう。
料理のグレードアップはハードルが高いですが、
- フラワーシャワー
- プチギフト
- 引出物の袋
などの小物系は原価が安く式場の負担も少ないので応じてくれるかもしれません。
私たちはフラワーシャワー(一人320円)を無料にしてもらえました!
交換条件を提示する
交渉はどちらにもメリットがある提案が上手な交渉です。
婚式場にメリットがある提案をしてみましょう。
- デザートブッフェ付けるから、式場紙袋を付けてほしい
- ドリンクのグレードを上げるから、フラワーシャワーを付けてほしい
こだわりたいポイントが決まっていればそれを条件に提示しましょう。
料理、ドリンクは式場の利益になりやすいので式場にとっても良い提案です。
持込みアイテムを交渉する
本来持ち込めないアイテムを「持込ませて欲しい」という交渉方法もあります。
そもそもなんで持込み禁止なの?
プランナーさん曰く、衛生上や世界観を守るためだそうです。
本当の理由は違います。
式場の利益を確保するためです。
アイテムごとに持込みが許されるケースと断られるケースがあります。
扱いは式場によって異なりますが、アイテムによって持ち込みやすさが違います。
料理、ドレス、花、引き出物、カメラマン
動画、曲、ペーパーアイテム(招待状、席札など)
持込み禁止にしている項目は式場の利益が見込めるものがほとんど。
実際に友人が試した方法があります。
衣装の持ち込みは禁止の式場でしたが、
ここの式場で挙げたいけど、どうしても着たいドレスがあるんです…!
と交渉したところ、無料でドレスを持ち込むことに成功しました。
持込料は値引き交渉よりハードルが下がるので持込みを考えている人は交渉してみましょう。
他の式場と迷っていると伝える
他の式場にお客さんを取られることが式場が一番避けたいことです。
もし候補になっている式場が他にあるなら迷っていると伝えましょう。
例えば、候補が2択になっているとわかると、
プランナーの心境としては、もう少しで契約が取れる!
とやる気になってくれます。
予算がネックになっていると伝えれば、負けないように値下げに応じてくれます。
2人で目標を決めておく
○○まで値引きしてくれたら絶対に契約します!
という意思を伝えましょう。
契約してもらえるかわからない人には本気なってくれません。
そのために2人で値引き交渉の目標を事前に話し合っておきましょう。
2人で話し合うのが大事です。
勢いで契約しないように事前に2人で共通の目標をはっきりさせておきましょう。
プランナーを落とす秘密のキラーワード
値引き交渉を成功させるためにはプランナーの協力が重要です。
プランナーを落とすキラーワードを2つ紹介します。
上手に使ってプランナーさんのやる気を引き出しましょう。
キラーワード1:○○さんと結婚式がしたい!
結婚式場で働いている人は、
- 素敵な結婚式の力になりたい!
- 理想の結婚式の実現させたい!
と結婚式に強い想いを持って働いている人が多いです。
お互い打ち解けたところで、
○○さんがいるこの式場で結婚式がしたいです!力になってもらえませんか?
とお願いをされて嫌な気分になるプランナーさんはいません。
○○さんだから、△△式場だからここにしたいという気持ちを伝えましょう。
きっと力になってくれるはずです。
キラーワード2:今日申込みをします!
プランナーさんはとっても忙しいです。
そんな中、契約が取れない人に時間をかけたくないのが本音。
そんな中で、
今日申込みます!
とはっきり言われる本気モードになってもらえます。
その日にバシッと契約を決めてくれる人はプランナーにとってありがたい存在です。
なぜ交渉で安くできる?
なんで交渉で安くなるの?
値下げ交渉って図々しいイメージありますよね。
でも、遠慮しちゃいけません。
ブライダフェアは商談の場でもあります。
結婚式場側の金額で決める必要はないんです。
では、なぜ結婚式では値下げ交渉ができるのか。
- 結婚式には定価が無い
- 最初は高い見積りを提示している
- 空き状況やノルマの影響を受ける
順番に理由を説明します。
結婚式には定価がない
【実際の初期見積り】
結婚式の費用はとっても複雑!
これが厄介なんです…
具体的には、
- 料理、ドリンク
- 引出物
- ドレス、タキシード
- 会場使用料
- 装花
- 写真、動画
- 音響設備
など大きく分けても10項目以上あります。
さらに、そこから
【費用の変動要因】
- 季節
- 時間帯
- ゲスト人数
- 曜日
- 日柄(大安・仏滅など)
などの要素を加味して合計金額を出します。
そのため定価が存在しません。
定価が決まっていないからこそ、結婚式の費用は交渉できるんです。
また、価格が安くても内容が空っぽでは意味がありません。
見積りで注意すべきポイントは別記事で詳しく解説していますので参考にしてください。
最初は高い見積りを提示してくる
結婚式場もビジネスです。
できるだけ高い金額で申込んでほしいと思っているのが本音。
始めは盛った(高い)金額の見積もりを出して契約が取れればラッキーと思っています。
仮に、高いな…と思われてしまっても、そこから値引きをすればどうでしょう。
例えば、
見積り金額は500万円です。
と言われた後に、
今回は特別に30万円値引きさせていただきます!
と言われると、最初から470万円と言われるよりも安く感じませんか?得した!と思う人が多いでしょう。
惑わされないように、いくら安くしてくれたかではなく、金額に納得できるかを重視しましょう。
特に、「今日だけ」や「1件目限定」など、即決を迫ってくる言葉には警戒してください。
ただの営業トークです。
実際、後日でも特典を付けてもらえました。
空き状況やノルマの影響を受ける
結婚式場の経営は莫大な維持費がかかっています。
そのため、空きが出ることを絶対に避けたいです。
空きが埋まるのであれば多少の赤字でも契約してもらった方がいいと考えています。
実際、私たちはコロナ禍でどこの式場も空きが埋まらず大胆な値下げをしていました。
このトレンドはしばらく続くでしょう。
また、式場にはそれぞれ売上げのノルマがあります。月末や決算前で数字を達成したいという心理が働くこともあります。
このように、式場側の要因で見積もり金額が変わってくるケースもあります。
値引きに失敗するNGな交渉方法
交渉に失敗しないためにNGな交渉方法を覚えておきましょう。
交渉しようと思っても無駄になるどころか、契約できなくなることもあります。
失敗する交渉は次の通り。
- 強引な交渉をする
- 値引きをしない式場で交渉をする
- メールで値引き交渉する
順番に説明します。
強引な交渉をする
こちらの都合を一方的に押し付ける交渉は失敗に終わる可能性が高いです。
値下げをしてもらえないどころか、最悪の場合契約を断られてしまうこともあります。
なぜなら、自分勝手な客は契約後もクレーマーになると警戒されるからです。
- ご希望の日程は空いていません
- このご予算ですと契約いただけません
と言われてしまえば終わってしまいます。
結婚式と長い付き合いになるので、お客さんの態度も見られています。
式場側も選ぶ権利があるということを覚えておきましょう。
値引きをしない式場と交渉をする
ほとんどの式場では値引き交渉ができますが、ごく一部値引きをしない式場もあります。
格式の高い式場では値下げをしないことがあります。
芸能人が使用するような有名な式場は、価格自体もブランドになっているからです。
そもそも値下げ交渉をしないという方針の式場とは交渉は諦めましょう。
メールで値引き交渉をする
式場に行かないで値引き交渉ができたら楽ですよね。
ただし、これもNGです。
見積もりは希望の内容によってカスタマイズされた金額です。
そのためメールだけで見積り交渉はできません。
また、式場側もどんなお客さんなのか確認をしながら交渉がしたいのでメールでの交渉は応じてもらえません。
式場に行って直接交渉をしましょう。
式場に申込後でも値引き交渉できる?
契約後の値引き交渉はできません。
本来、値下げは式場にとっては利益を減らすことなのでやりたくはありません。
それでも応じてくれるのは、契約が欲しいからです。
既に契約が取れている人の値下げ交渉に応じるメリットが式場側にはありません。
「契約する」という交渉カードを持っているうちに交渉しましょう。
契約後は交渉不可能?
1つだけ方法があります。
それは、他の式場に変更することを検討することです。
結婚式の契約をしていてもブライダルフェアには参加できます。契約後に他の式場に見学に行くと、
もっと安くできますよ!
という営業があります。
式場を変更しようか迷っていると式場に伝えれば、うまくいけば契約後に値段を下げてくれるかもしれません。
ただ、この方法はあまりオススメしません。
なぜなら、式場やプランナーさんとの信頼関係が崩れてしまうからです。4か月かけて一緒に結婚式を作っていくものなので、信頼関係は大切です。
信頼関係が崩れるのが怖い人は、値下げ交渉は諦めましょう。
契約後の値下げ交渉はできませんが、アイテムの持込みなど工夫次第で節約できることはあります。
私たちが85万円節約した方法は別の記事で具体的に紹介しています。
値引き交渉できる項目
結婚式で値引き交渉がしやすい項目としずらい項目があります。
値引き交渉がしやすい項目は、式場に費用の負担がない項目です。
もともと式場にある設備で、使っても使わなくても変わらないものは交渉しやすいです。
具体的にいうと、
・映像機材使用料
・親族控室利用料
・持込み料 など
があります。
逆に、式場の費用負担がある次のような項目は交渉がしにくいです。
・料理、飲み物
・引出物
・装花 など
料理は、食材費や経験豊富なのシェフの人件費などコストがたくさんかかっています。
このように費用が発生している項目は交渉を断られてしまうこともあります。
ただ、ゲストを60人以上呼ぶような大きめな結婚式の場合は交渉できることがあります。
人数が増えれば式場もその分利益を確保できるので交渉の余地ができます。
○○人以上招待するので料理代安くなりませんか?
など伝えれば交渉できる可能性が高まります。
値引きの相場はいくら?限度額は?
できるだけ安くしたいな。交渉の限度額っていくら?
そう思う人は多いでしょう。
私も同じことを考えてました。
結婚式の費用は全体として利益が出るかで値引きの判断をしています。
人数、時期、会場などによって変わるため、○○万円が限界のように金額では決まっていません。
自分の場合いくらまで安くなるのか。
営業さんに聞いても当然本当のことは教えてくれません。
交渉の限界を知る方法を教えます。
それは、条件を付け始めたら限界に近いです。
具体的にいうと、特典を付ける代わりに
- 最低○○人以上招待する
- 料理は○○円以上のコースにする
- 引き出物は式場で頼む など
これはこれ以上安くしたら利益が出ないため、条件を付けて利益を確保しておきたいという表れです。
そのため割引に条件を付け始めたら交渉(赤字)限界だと言えます。
値引き交渉後にプラン変更はNG
交渉成功後も注意点があります。
それは特典が無効になるケース。
具体的にどんな場合が想定されるでしょう?
例えば、大幅なプラン変更。
式場はプランに合った特典を提案しています。
大きな変更は特典がなくなるかもしれません。
- 日程を変更する
- 大幅な人数変更
式場の利益が減る変更は注意しましょう。
特典に条件を付けられることも。
- ○○人以上招待する
- 料理は○○円以上のコース
条件が厳しいなら契約前に伝えましょう。
理をすると後々苦しくなります。
結果、特典がすべてなくなることがありますので注意です。
まとめ
以上、結婚式の値下げ交渉について、私の経験を踏まえて解説しました。
なかでも重要なことは、
- 交渉は契約前に
- 3会場以上比較する
- 式場のメリットも考える
結婚式の費用は少しの交渉で数十万円安くなることが普通です。
しかし、安さだけを考える結婚式は楽しくありません。
上手に値下げ交渉しながら、やりたい結婚式を考えながら式場探しを楽しんでください。
これからブライダルフェアに参加する人はキャンペーンのエントリーをお忘れなく!
それでは、良い式場探しを!